名古屋の市バスが7月1日朝、乗客45人を乗せている状態で、ドアを開けたまま80mほど走行していました。

 名古屋市交通局によりますと、名古屋市港区の「土古」バス停で1日7時半前、朝のラッシュでほぼ満員の乗客45人が乗ったバスは、前のドアを開けたまま走り出しました。

 男性運転士(53)が閉め忘れに気付いたのは約80メートル先だということです。運転士は勤続19年のベテランで、聞き取りに対し「多くの乗客がいたため、車内整理に注意が向いてしまった」と話しているといいます。

 交通局は、道路交通法違反の疑いも含め警察に相談していて、男性運転士はしばらく運転業務を取り止めます。

 名古屋の市バスでは、6月もドアを閉め忘れたまま走行する事案が相次いでいて、交通局は運行前の点呼などで指導を徹底するとしています。

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