新たにコミュニティーバスの運行が始まるのは、柏市北部の「柏ビレジ」という地域で、住民などが参加して出発式が行われました。

この地域は40年ほど前に宅地開発が行われ、およそ1500戸の戸建てが建ち並んでいますが、近年は高齢化が進む中で周辺を走る路線バスの減便が相次ぐなどして、住民の足の確保が課題になっていました。

バスは7月2日から週3日運行され、地元の自治会が貸し切りバス事業者に委託し、つくばエクスプレスの柏たなか駅から住宅地を通って、食料品店が入る複合施設を結ぶルートなどを走ります。

バスの運営費は年間1000万円ほどを見込んでいて、運賃収入のほか市の補助金、住民や地元企業からの協賛金などをあてることにしています。

自治会長を務めるシュピンドラー千恵子さんは「路線バスの増便などを事業者や行政にお願いをしてきたが、難しいことから自分たちで動こうと決めた。多くの人が利用できるようにしていきたい」と話していました。

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