京都の人気観光地・嵐山で20日、警察によって営業許可がない“違法白タク”を摘発するための検問が行われた。日本各地の観光地でいま、“違法白タク”が問題になっている。
「あくまで親戚」しらを切る運転手
京都の人気観光地・嵐山で行われたのは、営業許可なしに乗客を乗せ、代金を得ている“白タク”を摘発するための警察の検問だ。
この記事の画像(11枚)ドライバーは「親戚」や「友達」などと言い逃れを続けるが、乗っていた外国人観光客は、「(韓国で)このサイトで予約しました。僕たちを迎えに来てくれたんです」と、日本に来る前に旅行サイトで“白タク”を予約したとあっさり認めた。
取材班は“白タクドライバー”に対し、「どなたですか?ツアーですか?白タク行為してませんか?話伺えませんか?」などと声をかけたが、運転手は「嫌だよ!」と拒否し、現場から走り去ってしまった。
観光地で増加する“違法白タク”
こうした“違法白タク”は嵐山だけでなく、さまざまな観光地で“悩みのタネ”になっている。
例えば、岐阜県の白川郷でも…。
観光協会スタッフ:
運転手さーん、何降ろしてんだこれ?白タク?
運転手:
はい。
観光協会スタッフ:
何回も来ているだろ、あんた見たことあるぞ。
運転手:
僕初めて…。
観光協会スタッフ:
嘘言うなよ。
運転手:
ごめんなさい、もうやりません。
後を絶たない行為に、専門家は罰則規定の問題点を指摘する。
桜美林大学の戸崎肇教授は、「今の場合は罰則規定が弱い、一旦でも押さえたらそれを徹底的に叩いていくのが一種の抑制効果になるのではないか」との見解を示している。
(「イット!」 6月24日放送より)
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