昨年11月、米国3都市で証言や市民との対話を実施した「長崎県被爆者手帳友の会」は29日、活動の様子を写したドキュメンタリー映画の上映会を長崎原爆資料館で開いた。発案者の被爆者朝長万左男さん(81)は、講話先で質問してきた少年に触れ「こういう市民が育っていけば米国の核廃絶の動きも有望だ」と話した。上映会は秋ごろに東京都でも開催予定。
被爆者や被爆2、3世らでつくる訪米団は、約2週間かけ現地の中学や大学、教会などで計21回講話し、延べ約千人の米国民が参加した。
映画では被爆者差別や環境への影響などに関して次々と質問する市民の様子や、体験を語るつらさを道中で吐露する被爆者が映し出された。
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