【ブライズ・ノートン(英南部)時事】英国を訪れていた天皇、皇后両陛下は28日夜(日本時間29日未明)、同国での全日程を終え、ブライズ・ノートン空軍基地から政府専用機で帰途に就かれた。日本時間29日夕、羽田空港に到着する。

両陛下は28日、出発に先立ち、かつて留学した思い出の地、オックスフォード大を再訪した。皇后さまは、所属していたベリオールカレッジで、当時の指導教官や寮長らと再会を果たした。

両陛下は続いて、天皇陛下が留学したマートンカレッジを訪問。陛下が生活していた寮の部屋などを訪れ、庭に桜の苗木を植樹した。皇后さまが暮らしていた寮「ホリウェル・マナー」にも立ち寄り、同大を後にした。

皇后さまにはこの日、同大から名誉法学博士号が授与された。

両陛下は国賓として22日から英国を訪問。25日には歓迎式典に臨み、チャールズ国王夫妻とバッキンガム宮殿まで馬車でパレードした。夜の国王夫妻主催の晩さん会では国王に続き、天皇陛下も英語であいさつ。27日には陛下がウィンザー城を訪れ、エリザベス女王夫妻の墓に供花した。

公式訪問を終え、英国を出発される天皇、皇后両陛下=28日午後、ブライズ・ノートン空軍基地(代表撮影・時事)

名誉学位授与式に臨まれた天皇、皇后両陛下=28日、英オックスフォード(John Cairns氏撮影)

マートンカレッジで、桜の木を植えられた天皇、皇后両陛下=28日午後、英オックスフォード

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