長野県立高校の全校生徒の名簿などが入ったUSBメモリーを教職員が紛失し、「拾った」と知らせる匿名の封書が届いた問題で、県教育委員会は28日、紛失したとみられるUSBが県教委に届いたと発表した。USBは破壊された状態だったという。ネット上では情報漏洩(ろうえい)は確認されていないとしている。

 県教委によると、USBは25日に郵送で届いた。「USBは破壊してある。手元に何も残っていない。内容を他言していない」といった内容の手紙が入っていたという。

 USBには2022年度当時の生徒名簿などが入っていたとみられ、紛失した教職員が警察署に遺失届を出していた。USBを「拾った」とする封書は18日に県教委に届いた。保存されていたとするファイル名や名簿の一部のスクリーンショットが文書に貼り付けられていたという。

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