静岡に線状降水帯発生　7月スタートは荒天に厳しい暑さ　九州南部は梅雨明け？

■静岡県に線状降水帯発生　九州は週末も大雨警戒

きょう28日は梅雨前線の影響で、西日本から東日本で大雨となり、午前11時ごろには静岡県西部と中部に線状降水帯が発生しました。九州や静岡県では1時間に50mm以上の非常に激しい雨が観測されていて、28日正午現在、鹿児島県と静岡県に土砂災害警戒情報が発表されています。静岡県では今夜にかけて雨が続く見込みです。
梅雨前線は次第に南下するため、あす29日の朝には止むところが多くなりますが、九州はあすも降ったりやんだりとなり、午後ほど雨が強まります。連日の雨で地盤が緩んでいる可能性もあるため、引き続き土砂災害などに警戒が必要です。

■7月スタートは荒れた天気に

30日（日）は梅雨前線が日本海まで北上します。30日（日）は天気が下り坂となり、休み明けの7月1日（月）は梅雨前線上の低気圧が近づく北日本や北陸で雨や風が強まる見込みです。また西日本や東日本の日本海側でも前線が活発になり大雨となる恐れがあります。

来週は太平洋高気圧が強まります。梅雨前線は日本海まで北上するため、西日本や東日本は夏本番の空気に覆われます。連日30℃以上の真夏日となる予想で、35℃に迫るところも出てきそうですし、湿度も高く蒸し暑くなりそうです。熱中症警戒アラートが今年初めて発表されるところが出てくるかもしれません。また最低気温も25℃以上の日が多く、熱帯夜となって寝苦しい夜も増えそうです。今週以上に厳しい暑さが予想されるため、より一層の熱中症対策が必要です。
また鹿児島は来週晴れ予報が続きます。梅雨前線は再び南下する可能性があるため、梅雨明けはまだ先になると思いますが、連日雨が続いた九州南部は梅雨の中休みとなりそうです。ただ暑さは厳しくなりそうですので体調管理にご注意下さい。