千葉県警船橋東署は17日、交通事故遺族の女性を講師に招き、「命の大切さを学ぶ教室」を船橋市立二宮中学校で開催した。
講演したのは、8年前に小学校一年生だった長男の謙真くんを交通事故で亡くした母親の高田香さん。事故当時の悲惨な心情や状況を振り返りながら、「謙真は生きていれば高校1年生。自分の命は自分でしっかり守り、交通安全に気を付けて欲しい」と生徒に語りかけた。
香さんは事故後、謙真くんが学校から持ち帰っていたアサガオの種を家の中で発見。交通安全のシンボルとして、その種を講演先で配布し広める活動を行っている。同署警務課長の富田守さんは、「アサガオの花が咲いて種ができたとき、今回学んだ命の大切さも一緒に語り継いでもらえたら」と話す。【時事通信映像センター】
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