2014年に会社の預金約5億5千万円を引き出し着服したとして、警視庁捜査2課は27日までに、業務上横領の疑いで、自動車部品会社「三協」(東京都江戸川区)の元経理担当課長中沢祥基容疑者(49)を逮捕した。同社の銀行口座を管理する立場で09~14年に計約24億5千万円を着服したとみて調べる。
捜査2課によると、中沢容疑者は会社に税務調査が入った後、14年に台湾へ出国。現地当局が18年にマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで逮捕した。懲役3年8月の実刑判決を受けて服役を終え、26日に帰国した。
着服した金は高級腕時計「オーデマピゲ」やマンションの購入などに充てていたとみられる。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。