福岡県宇美町の県道で昨年11月、軽乗用車を運転中にてんかんの発作を起こして高校生らの列に突っ込み、9人を負傷させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)などの罪に問われた中村進被告(66)は26日、福岡地裁の初公判で起訴内容を認めた。検察側は懲役5年を求刑し、弁護側は保護観察付きの執行猶予を求め、即日結審した。判決は7月12日。
検察側は医師や妻からの度重なる忠告を無視し、昨年9月にはてんかんの発作の影響で物損事故を起こしたのに運転を続けたと指摘。通勤に便利で、運転が趣味だという理由で、歩行者を負傷させたと主張した。
弁護側はけがをさせようとする明確な意図がなかったと反論した。
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