人が宇宙で暮らす時代を見据え、愛知学院大(愛知県日進市)は26日、宇宙歯学研究部門を設置したと発表した。同様の研究部署は国内の大学では初めてといい、他の大学や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと連携し、宇宙飛行士や滞在者の歯科治療と口腔ケアの向上、予防策の開発を目指し研究を進める。  愛知学院大によると、地球と重力が大きく異なる宇宙では虫歯の進行やかむ力の変化など未知な点が多く、宇宙での歯科治療法の研究も進んでいなかった。近い将来、月面基地で人が生活する可能性があるとして昨年9月、広島大や岡山大なども参加し「日本宇宙歯学研究会」を立ち上げた。


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