■早くも梅雨バテ? 梅雨入り早々に危険な暑さ続く
今年は全国的に梅雨入りが平年より大幅に遅くなったが、関東甲信の梅雨入りの発表があったのは、つい先日の6月21日(金)。まだ梅雨入りしてから一週間も経っていない。
その梅雨入り直後に6月とは思えない危険な暑さが続いている。特にこの時期は湿度が高いため、まとわりつくような不快な暑さで、余計に体力も気力も奪われる気がする。寝苦しい夜も続き、早くも夏バテならぬ「梅雨バテ」を感じている人も多いのでは?
■寝苦しい夜 関東を中心に今年初の熱帯夜が続出
昨夜から今朝にかけては、関東を中心に寝苦しい夜となった。
群馬県の館林や千葉、横浜などで最低気温が25℃を下回らず、今年初の熱帯夜が続出した。東京は最低気温が24℃台でぎりぎり熱帯夜にはなっていないが、湿度が高く、ジメジメした朝だった。
※熱帯夜:夜〜朝の最低気温が25℃以上
館林(群馬)25.2℃ 2日連続の熱帯夜
さいたま 25.0℃ 今年初の熱帯夜
練馬(東京)25.0℃ 今年初の熱帯夜
東京 24.7℃
千葉 25.9℃ 今年初の熱帯夜
横浜 25.6℃ 今年初の熱帯夜 ■油断禁物!屋内でも夜間でも熱中症対策を万全に
蒸し暑いと汗が乾きにくく、体に熱がこもるため、熱中症のリスクが高まる。
梅雨入り直後の今は、まだ本格的な暑さに慣れていないにも関わらず、今年は厳しい暑さが続いているため、屋内でも夜間でも熱中症対策は欠かせない。
今週は熱帯夜も続出しているため、夜間は特に注意が必要だ。
エアコンの「ドライ」機能を使ったり、寝る前にコップ1杯の水を飲む、就寝時も枕元に水を用意しておくなど、夜も積極的に熱中症予防を心がけてほしい。
■危険な暑さの次は危険な雨! 28日(金)は広く警報級大雨
危険な暑さの次は、危険な雨に警戒が必要だ。今週後半は梅雨前線の活動が活発になるため、西日本から東日本の広い範囲で警報級大雨の恐れがある。
特に28日(金)は九州から関東にかけて広く雨雲がかかり、九州北部や中国地方、北陸地方など日本海側を中心に荒れた天気となる予想だ。
向こう一週間では、全国的にみると荒天となるタイミングが2回ある。
1)あさって28日(金)ごろ:西日本〜東日本、
2)7月1日(月)〜2日(火):北日本
7月スタートは、梅雨がない北海道でも雨や風が強まりそうだ。
大雨の備えは、早めに確認しておくと安心だ。
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