大阪府警は25日、暴力団の身分を隠してマンションの賃貸契約を結んだとして、詐欺容疑で特定抗争指定暴力団山口組系兼一会会長金奎轍容疑者(72)=大阪市中央区=と、知人で無職松井謙二容疑者(70)=神戸市灘区=を逮捕した。組織の活動拠点にしていたとみられる。
2人の逮捕容疑は共謀し、2019年1~2月、暴力団員の使用を認めない約款があるマンションの所有会社と、拠点として使う目的を隠して賃貸借契約を結んだ疑い。
山口組は20年に特定抗争指定暴力団に指定され、兼一会も大阪市内の事務所の使用が禁止された。指定後、府警がマンションに出入りする複数の組員を確認し、捜査していた。
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