福岡県うきは市で高齢の女性からネックレスを盗んだ疑いで逮捕された31歳の男。

事件のきっかけとなったのは訪問買取でした。

◆窃盗被害にあった女性(70代)
「『トントン』か『ごめんください』か勝手口から声がしたので『はい』って開けたら。100円札をビニールいっぱいに入れて『100円札ありませんか』と」

福岡県内に住む70代女性のもとに去年12月、「100円札を買い取りたい」と男が訪れました。

その後、男はなぜか100円札は買い取らず、女性の自宅にあったアクセサリーなどの査定を始めるとなかば強引にめがねを買い取りました。

しかし、男が帰ったあと、自宅から宝石のついたネックレスがなくなったことに気付いたといいます。

◆窃盗被害にあった女性(70代)
「はがゆくてはがゆくて、あとから頭がくちゃくちゃ。宝石、ネックレスも主人との思い出で」

女性の自宅からネックレスを盗んだ疑いで逮捕・起訴されているのは、福岡市中央区の買取業者、塩谷隼人容疑者。

警察は25日、塩谷容疑者を同様の手口でうきは市の女性からネックレス1本を盗んだ疑いで再逮捕したと発表しました。

訪問買取を利用した窃盗事件。

警察によりますと、塩谷容疑者は共犯の男らと一緒に同様の犯行を繰り返していたとみられ、被害はこの4年間で少なくとも16件、約400万円に及ぶとみられています。

警察の調べに対し塩谷容疑者は「高齢者宅を狙った」と容疑を認めているということです。

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