阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂と復興を願う光の祭典「神戸ルミナリエ」が来年1月24日~2月2日の10日間で開かれることになった。組織委員会が24日、発表した。

 今年は開催時期を例年の12月から、震災が発生した1月に移行。メリケンパーク会場を新設して有料エリアを導入するなど試験的に運営方法を変更したが、来年も継続する。

 ルミナリエは震災があった1995年に始まり、来年で30回目の節目を迎える。コロナ禍以前は12月開催だったが、交通規制が厳しく、年末のかき入れ時に周辺の商店に影響が出るとの声もあった。

 震災犠牲者の鎮魂や震災の教訓の語り継ぎ、神戸のさらなる魅力を発信する、などの開催趣旨も踏まえ、来年も震災発生日の1月17日の後にしたうえで、集客を狙って土日を2回挟んだ日程にした。

 事務局によると、今年の来場者数は10日間で延べ229万8千人と過去最少。メリケンパーク会場内の有料エリアには、うち15万人余りが来場した。「ゆっくり鑑賞できた」などと好評で、来年も有料エリアを設ける。(原晟也)

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