熊本市電で、また2件の運行トラブルです。熊本市交通局は、5月、熊本市電でドアを開けたまま走行したり、車両が行き先を誤って進行したと明らかにしました。

熊本市交通局によりますと、5月10日午前8時ごろ健軍電停を出発した車両が、
ドアを開けたままおよそ40センチ進行したということです。けが人はいませんでした。乗客からの連絡を受け、ドライブレコーダーを確認したところ、運行トラブルが判明しました。

また、5月20日午後7時ごろ、熊本市中央区の西辛島町で、ポイント切り替えの
停車位置を誤った上熊本駅行きの車両が熊本駅方向におよそ500メートル進行し、ミスに気づいた運転士が引き返したということです。
行き先を誤ったことについて運転士は「無意識のうちに進んでしまった」と話しているということです。

今年に入っての熊本市電の運行トラブルは『重大インシデント』2件を含む7件目で、現在、有識者による検証委員会が再発防止策などを検討しています。

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