福島県内で目撃が急増していた「クマ」による被害が出た。襲われたのは、喜多方市の70代の女性。ヤギにエサを与えようとしたところを鉢合わせた。

被害女性の息子は「(クマはどの辺にいた?)この辺というか、コメを食べていたと思うんですけど…これも、クマにクマに食べられちゃった・・・(クマがかじった?)そうですね。クマが食べた跡ですね」と話す。
喜多方市熱塩加納町の住宅脇にあるヤギ小屋。小屋に置いていたというコメ袋は食い荒らされていた。

警察によると、6月24日午前7時半ごろ、70代の女性がヤギにエサを与えようと小屋に入ると体長1メートルほどのクマに襲われた。クマは女性の手首をひっかいた後、逃げ去った。女性は幸い軽傷で、小屋のヤギにも被害はなかった。
被害女性の息子は「ここまで被害が大きくなるというのは、過去に例がなかったのでこれからの生活もちょっと考えなくてはいけないと思います」と話した。

福島県内で5月から目撃が急増するクマ。
2024年は6月23日までに281件と前年の同時期を上回り、統計開始以来、最も多くなっている。
クマによる人的被害は、今年に入り2件目で、福島県は中通りと会津地方に8月末まで「特別注意報」を出し注意を呼びかけている。

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