相場より格安に分譲されている東京の「HARUMI FLAG」。購入希望者が殺到していますが、実は、賃貸市場では、お得に借りられる状態が続いています。
■20万円台…物件のチラシがずらり
梅雨入りしてはじめての日曜日の23日、東京・中央区の「HARUMI FLAG」の内覧に、勝どきに住む家族がやってきました。部屋によっては最大266倍の競争倍率を誇った人気マンションの物件を目の当たりにして、かなり気に入った様子です。
内覧に来た大島健司さん(45)
「新築でこの金額。(決め手は)相場感ですよね」 内覧に来た
大島朝子さん(44)
「賃貸だったらね。今だったら払えるかなって感じで」 入居が始まって半年が過ぎようとしている今、こちらの店舗には72平方メートルを超えるゆとりのある広さで、20万円台の物件のチラシがずらり。 ロイヤルハウジング販売 勝どきエリア
林祐紀 賃貸マネージャー
「コストパフォーマンスは良い。今はけっこう狙い目です」
「HARUMI FLAG」の安い賃貸物件を求める客が絶えないといいます。
■7万円から8万円ほど安く
選手村の跡地にできた「HARUMI FLAG」。2690戸の分譲マンションを購入した人の中には、投資目的で何戸も購入した人や、元値の1.8倍で転売されている部屋もあるといいます。その一つの内覧に訪れた家族は、こう話します。
大島健司さん「(Q.ここの家賃は?)26万5000円。26万くらいなんですね。今は1LDK」 大島朝子さん
「高すぎてマンションとか買えないですね」 大島健司さん
「新築で、この金額であれば、お得感はあるのかなと」 林賃貸マネージャー
「食洗機、ディスポーザー、床暖房、ミストサウナとかは標準でついてる」 家賃の値段が下がり始めたのは、引っ越しシーズンが終わった4月のこと。当初35万円前後だった70平方メートルを超える3LDKが、今では7万円から8万円ほど安くなっているといいます。
先月には61平方メートルで、2LDKの物件が22万5000円で出回りました。
林賃貸マネージャー「(分譲の)引渡しが終わって、お住まいになれないから貸し出す方が増えて、投資家の方たちも出してきたりとかして。今、供給が多いような状況なので。一旦募集していたんですけど、価格を条件変更したりしてやっているというのが、多くなってきているので。今だと、お客様が選べる」 オーナーが将来売ったり、住んだりするために住むことができる期間を限定する「定期借家」という契約にして、安い価格に設定している部屋が多いといいます。
この部屋も、同じ形態をとっていますが…。
大島健司さん「(契約終了の際は)また、その時考えて引っ越してもいいかなと。(いま)造ってる所もあるので。また、出てくると思うので。その辺は、見て引っ越してもいいかなという感じ」
(「グッド!モーニング」2024年6月24日放送分より)
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