「平和の礎」「魂魄の塔」での遺族らの声はこちら

太平洋戦争末期の沖縄戦では、住民を巻き込んだ激しい地上戦で20万人を超える人が亡くなり、県民の4人に1人が命を落としました。

沖縄県は旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる6月23日を「慰霊の日」と定めています。

23日は各地で平和への祈りがささげられていて、最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園では朝早くから遺族などが訪れ、戦没者の名前が刻まれた平和の礎の前で花を手向けたり手を合わせたりしています。

平和祈念公園では正午前から沖縄県主催の戦没者追悼式が開かれます。

追悼式には岸田総理大臣や沖縄県の玉城知事のほか一般の人も参列します。

式では玉城知事が「平和宣言」を読み上げ、国が南西諸島の防衛体制強化の一環として、県内各地で自衛隊の新たな部隊を発足させている現状に懸念を示すとともに世界平和の実現に向けて沖縄の思いを発信することにしています。

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