安保条約が自動延長

1970(昭和45)年 午前0時に日米安全保障条約が自動延長。60年に改定された日米安保条約は、期限を10年とし、締結国からの1年前の予告により一方的に破棄できると定めた。逆に言えば、破棄の意思表示がなければ自動継続される仕組み。日本では一部の野党や労働組合などが破棄を主張したが、国民の支持を得ることはなかった。

関連記事

  • 南シナ海で進む日米比の安保協力:中国の強硬姿勢に対抗
  • 日米同盟の現代化:安保協力の重層化と反撃能力の確立を急げ
  • 継続する米中対立で問われる日本の覚悟:より一体化に向かう経済・技術政策と安全保障を見据えよ
  • バイデン氏が自衛隊トップに語った「日米同盟の重要性」

その他の出来事

強力な永久磁石・MK鋼の特許確立

1932(昭和7)年 東京帝国大助教授の三島徳七(1893~1975)が強力な永久磁石MK鋼の特許を取得。ニッケル鋼に適量のアルミニウムを添加すると物理的性質が変化することに着目した発明で、養家の三島と生家の喜住(きずみ)の頭文字をとってネーミングした。現在、電子機器、航空機、自動車に使われるアルニコ磁石の基になった。50年文化勲章を受章。特許庁が選定した日本の十大発明家の一人。

沖縄県「平和の礎」の除幕式

1995(平成7)年 沖縄戦終結から50年目のこの日、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で戦没者23万4000人の氏名を刻んだ「平和の礎(いしじ)」の除幕式が行われた。沖縄方言で、「礎」を「いしじ」と発音することにちなみ、平和創造の礎となることを祈念して沖縄県が建造した。国籍や軍人、民間人の区別なく、沖縄戦で死亡した全ての人々の氏名を刻んだモニュメントで、刻銘者は現在24万人を超える。

関連記事

  • 沖縄基地のもう一つの現実 : 米兵が置き去りにした母子に養育費獲得の道ひらく―元米軍勤務の女性弁護士の30年の戦い
  • 天皇と沖縄:本土復帰50周年の節目に直接の触れ合いを再開
  • 在日米軍基地の70%が沖縄に集中―復帰50年でも変わらぬ負担
  • 写真で振り返る沖縄返還から50年
  • 沖縄返還から50年
  • 沖縄を考える

男女共同参画社会基本法を公布・施行

1999(平成11)年 男女共同参画社会基本法が公布・施行された。男女の人権が尊重され、性別にかかわりなく個性と能力を十分に発揮できる社会が「男女共同参画社会」。その実現に向け、基本理念を定め、国、地方自治体、国民の責務を示し、施策の方向を定めた。

関連記事

  • ジェンダーギャップ指数 : 「政治分野113位」に改善した日本の現在地
  • ジェンダーギャップ指数、日本は146カ国中118位―世界経済フォーラム : 政治分野は113位
  • 副大臣・政務官への女性起用ゼロ : 「女性活躍」の掛け声むなしく低水準が続く
  • 管理職「全員男性」45.1%―帝国データ調査 : 女性割合、いまだ1割に満たず
  • 縮小する日本:ジェンダー視点抜きの「少子化対策」は出生率低下を止められない
  • 村木厚子氏「“オジサンの会社”から脱皮を」:働き方改革が女性活躍・少子化対策の鍵を握る

美浜原発3号機が再稼働

関連記事

  • 日本の原子力発電所マップ 2023年版

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。