東京電力は、福島第一原子力発電所の作業の総点検結果を公表し、995件の作業のうち、約68%にあたる675件で計画や工程に改善が必要な点が改善点が見つかったとした。

福島第一原子力発電所では、2月に弁の締め忘れにより汚染水を含む水が敷地内に漏えいし、4月には作業ミスによる停電で処理水の放出が6時間半にわたって止まるなどトラブルが相次いでいる。

東京電力はこれを受けて、構内のすべての作業についてリスクの再検討などの点検を行っていた。

改善が必要な作業は、現場の明るさ不足や転倒リスクのほか、放射性物質による汚染のリスクが指摘されるものもあったということで、東京電力は改善のうえ作業を再開し、「重大な見直しが必要な作業は確認されていない」としている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。