北海道・知床沖で2022年に起きた観光船沈没事故を受け、世界自然遺産の知床半島で通信状況改善に向けて計画されている携帯電話基地局整備事業に関し、羅臼町の湊屋稔町長は20日までに、人命を第一に考え、事業を計画通り推進するよう求めるとの見解を表明した。
湊屋氏は18日付で町ホームページに公表した見解で、事故以前から通信環境の改善を求めてきたと説明。知床の自然を後生に残す必要があるとしつつも「海域での安全を確保し、漁民の命を守ることこそが町長としての使命だ」と、緊急時の連絡手段を確保する観点から基地局整備の必要性を訴えた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。