北陸新幹線の新大阪までの延伸をめぐり、与党のプロジェクトチームは、8年前に福井県小浜市を通って京都駅に南下する「小浜・京都ルート」とすることを決めました。
しかし、京都府内での環境影響評価の遅れなどから、着工の見通しが立っておらず、石川県の一部の自治体などからは、早期の延伸に向けて滋賀県の米原駅を経由する「米原ルート」への見直しを求める声も上がっています。
こうした中、与党の整備新幹線のプロジェクトチームの委員会が、18日に開かれ、「小浜・京都ルート」を堅持する方針を改めて確認しました。
そのうえで、年内にも駅の位置などの詳細なルートを決め、来年度中の着工を目指す方針で一致しました。
「米原ルート」については、途中で乗り換えが生じることで利便性の面で懸念があるほか、東海道新幹線に乗り入れるとしても、技術上の課題が多いとしています。
会議のあと、委員長を務める西田昌司参議院議員は「小浜・京都ルートは、すでにプロジェクトチームで適切であると決定している。このルートを前提に、一日でも早い新大阪までの全線開通を目指す」と述べました。
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