外国人観光客らでにぎわう東京・浅草寺の雷門前=昨年7月

 政府は18日、2024年版観光白書を閣議決定した。23年に日本を訪れた外国人旅行客は、新型コロナウイルス禍前の19年の8割に回復。東京や大阪などに偏る傾向がある中、ニーズは多様化し「あまり知られていない地域への訪問や、地域ならではの体験への関心は高い」と分析した。地方誘客や消費拡大のさらなる推進が必要とした。  訪日客は19年の3188万人に対し、23年は2507万人。旅行に伴う消費額の大半は東京、大阪、京都に集中した。宿泊も東京など三大都市圏が7割を占めた。  政府観光局の調査によると、東アジアや東南アジアからの旅行者の8割が東京、京都、大阪以外の地域への旅行を希望している。


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