◆夕方6時以降、宮益坂や円山町などにも拡大、罰則はなし
規制エリアは、渋谷センター街がある渋谷駅北西側に加え、青山通りへ続く宮益坂や、ナイトクラブが集中する円山町などの地域を追加。禁止する時間帯は午後6時~翌午前5時とした。違反者への罰則は引き続き盛り込まないが、区は、委託した警備会社の警備員らによるパトロールなどで実効性を担保するとしている。 長谷部健区長は、改正案を提出した3日の本会議で「迷惑路上飲酒を起因とするゴミのポイ捨てや騒音、通行妨害は街の大きな問題」と説明していた。渋谷センター街(左奥)から1本入った路地に捨てられたごみや酒の空き缶=13日、東京都渋谷区で(由木直子撮影)
同区は、ハロウィーンで酒に酔った人のトラブルが相次いだことを受け、路上飲酒の期間とエリアを絞った条例を2019年6月に制定した。◆注意喚起した75%は外国人、歌舞伎町も審議中
渋谷駅周辺では、新型コロナウイルス感染症が5類に移行した昨年5月以降、外国人観光客らが増加。区は昨年9月から毎日、パトロールで注意喚起してきたが、休祝日の前日に注意を受けた人は4月の平均158.4人に対し、5月は163.3人と増えていた。5月は約75%が外国人だったという。 路上飲酒を巡っては、新宿区もハロウィーンの時期に限り、歌舞伎町周辺で禁止する条例案を区議会で審議している。 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。