岡山県高梁市を走行する国鉄色の特急「やくも」の車両「381系」=14日午前
JR岡山駅(岡山市)と出雲市駅(島根県出雲市)を結ぶ特急「やくも」の車両「381系」の最後の定期運行列車が15日、岡山駅を出発した。約50年前の旧国鉄時代に導入された特急用車両として唯一、定期運行を続けていた。 JR西日本によると、381系は1973年に長野―名古屋間の特急「しなの」で導入。やくもでは82年にデビューした。カーブで速度を落とさず走れるように車体を傾ける「自然振り子式」を国内で初めて実用化し注目を集めた。 やくもは72年に運行を開始。今後は今年4月から順次導入している新型車両「273系」に全車両を置き換える。
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