13日、引退が発表されたドクターイエロー。
「見ると幸せになれる」という伝説がありますが、実際、黄色い車体は多くの人に“幸せ”を運んでいました。
■東京駅に登場!ドクターイエロー
東京駅のホーム。13日、引退が発表されたドクターイエローです。
皆さんカメラを構えています。わざわざ見に来た人もいます。 見に来た人「引退するってなって、小さいころからしばらく会えてなかったので会いに」 ドクターイエローが走るのは、10日に1度。わざわざ会いに来たのは、その希少性のためでしょうか?それとも… 見に来た人
「見ただけでわかると思うけど、すごくきれいな色で幸せになれると思う」 「ドクターイエローを見ると幸せになれる」。そんな都市伝説もあります。
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■新幹線の安全を守る「ドクターイエロー」の歴史■新幹線の安全を守る「ドクターイエロー」の歴史
東海道新幹線が開通したのは、1964年。
夢の超特急と言われ、東京ー大阪間を、当時はおよそ4時間で結びました。 以来、電気設備や線路の状態を計測し、新幹線の安全を守ってきたのが、ドクターイエローです。1996年、北陸新幹線の走行試験を行うドクターイエロー。黄色い車体に緑色のラインが入っています。 名古屋市の博物館でも。 見学者
「これ見たら仕事頑張れそうだなと、勇気をもらえる電車だったので」
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■大当たりくじ連発?「目撃すると幸せ」伝説■大当たりくじ連発?「目撃すると幸せ」伝説
ドクターイエローと幸せ。関係あるのでしょうか。
鉄道をテーマにしたカレー店では、新幹線の形をした器も使われています。 店の人「お先、新幹線カレー発車します。スプーンはドクターイエローになります」 もちろん、ドクターイエローを知らない人はいません。 客(50代)
「やっぱり特別な存在。見ると幸せになれると言うし」
気になるのは、本当に幸せになった人がいるのか問題。
富貴 松本弘樹社長「いや、ある意味というよりも、完全に幸運をいただいたと思う」 そう断言するのは、福岡県にある和菓子専門店。 富貴 松本弘樹社長
「JR西日本バージョンという感じで、ドクターイエローをあしらった博多カステラをコラボ商品として作っている」 思い起こせば、高校時代にドクターイエローを見かけたことが、この商品開発に繋がったのかもしれないと話します。
13日の引退発表は、寝耳に水。
しかし、直後から注文が殺到する事態に。数十年の時を経て幸せが舞い込みました。
「一挙に来たって感じ」 一方、この宝くじ販売所。 販売員がドクターイエローを見た、数日後のことでした。 宝くじチャンスセンター 小林央さん
「その後、2021年の年末ジャンボで1億5000万の大当たりが出ました。しばらく経った2023年、同じくここの売り場でロト7の10億」
販売所の看板は黄色。そこに青い文字で店名が記されています。まさにドクターイエローカラー。
しかし、これは… 宝くじチャンスセンター 小林央さん「せっかくだから金運にいい黄色にしようというこだわりを持って、あえて黄色にしまして」
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■幸せ呼び込む“黄色い車体”惜しむ声■幸せ呼び込む“黄色い車体”惜しむ声
幸運は、色と関係あるのでしょうか。 色彩心理カウンセリング協会 洞渕美佐緒 代表「一番は太陽の光に近い色、明るく希望の色。黄色を見たときはとても気持ちが明るくなって、幸せを表しているような色」 ドクターイエローの引退を聞きつけて、わざわざ山梨から東京・品川の車両基地までやってきた2人。 山梨から来た2人
「走っている姿を見たのはあの日、一度だけなので、忘れられずにここまで来た」
「幸せの電車みたいに言われているので」 14日、東京駅に姿を現したドクターイエロー。数分間停止したのち… リポーター
「いま東京駅からドクターイエローが出発しました。もうその姿を見られるのは、あとわずかかもしれません」 この記事の写真を見る(23枚)
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