「サケ コンペティション」で各部門の1位を取った酒蔵の関係者。左から旭酒造の米国法人、大木代吉本店、山和酒造店、今田酒造本店、森島酒造=12日午後、東京都千代田区
市販の日本酒品評会「サケ コンペティション」の結果が12日公表され、手頃な値段で人気の純米酒部門は1位に今田酒造本店(広島県東広島市)の「富久長 新橋の男達の酒」が選ばれた。5部門に千本が出品され、日本各地の蔵元が醸造の腕を競い合った。 消費者に分かりやすく日本酒の魅力を伝えようと、東京の酒販店らが中心となって企画し、今年で10回目。 主力商品が多い純米吟醸部門は、大木代吉本店(福島県矢吹町)の「楽器正宗 愛山 中取り」がトップとなった。高級とされる純米大吟醸部門は山和酒造店(宮城県加美町)の「山和 Shizukudori」が選ばれた。 720ミリリットルで税抜き1万円以上といった高価格帯が対象の「スーパープレミアム部門」は、森島酒造(茨城県日立市)の「富士大観 秘蔵酒 限定大吟醸原酒」を1位とした。 海外で醸造された日本酒が対象の海外出品酒部門では、旭酒造(山口県岩国市)の米国法人が手がける「DASSAI BLUE Type23」を選んだ。
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