桂ざこばさん(2018年5月)

テレビや舞台で幅広く活躍した上方落語家の桂ざこば(かつら・ざこば、本名=関口弘=せきぐち・ひろむ)さんが6月12日午前3時14分、ぜんそくのため自宅で死去した。76歳だった。お別れの会を行うが日取りなどは未定。

1963年に三代目桂米朝に入門し朝丸を名乗った後、88年に二代目ざこばを襲名。庶民の感情を巧みに表現する情感あふれた語り口で「子は鎹(かすがい)」など人情噺(ばなし)を得意とした。ざっくばらんで味のある人柄を生かしタレントとしても広く親しまれた。

2008年には大阪市西成区に寄席小屋「動楽亭」を開設。後進の育成と落語の普及にも努めた。17年に脳梗塞で倒れたが、リハビリを経て高座に復帰した。

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