岡山市の航空会社「匠航空」のヘリコプターが兵庫県相生市の相生学院高のグラウンドに緊急着陸したトラブルで、運輸安全委員会が指名した航空事故調査官2人が11日、高校で現地調査を始めた。機体の状態を確認し、匠航空側にも聞き取り整備状況を調べる。
派遣された白瀬正健航空事故調査官は、出力が低下したエンジンを中心にプロペラを回す駆動系の機器や計器類も調べると説明。「不具合が見つかった場合、対策を早急に取れるようにしたい」と述べ、1年以内の報告書提出を目指すとした。
国土交通省などによるとトラブルは10日午後4時ごろ発生した。当時グラウンドに生徒はおらず、搭乗していた男性2人もけがはなかった。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。