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■季節の変わり目 のどが弱いと肺炎の恐れも

今の時期から夏にかけては、咳など、のどの不調を訴える人が増えてきます。のどが弱っていると肺炎などの病気にかかるリスクが高くなります。季節の変わり目、体調を崩す人が増えています。

40代女性
「最近、季節の変わり目でのどが痛くなって肺もちょっと痛くなる」 ネットの声
「毎年梅雨時期に来るアレルギー。薬を飲んでいても夜はしゃべれないほど突発的にせき込む」 池袋大谷クリニック 大谷院長
「梅雨から夏の時期は、寒暖差アレルギーやカビを吸い込むことで、気道に異常が出ている可能性がある。悪化すると肺炎になる恐れも」
「40代からは、のどの老化も始まるので、のどを鍛えることで、異物を吐き出す力が強くなり、病気の予防につながる」 皆さんののどは大丈夫でしょうか?チェックリストで3個以上当てはまったら、のどの老化が進んでいる可能性があります。 皆さんの『のど年齢』が何歳なのかがわかるテストもあります。『ゴックンテスト』と呼ばれるものです。指をのど仏に軽く当て、30秒間で唾液の飲み込みが何回できるか数えます。最初に少し水を飲んでのどを潤してからやって頂いても大丈夫です。 10回以上できた人はのど年齢は20代、9回だと30代、8回だと40代、7回だと50代、6回だと60代、5回だと70代、4回以下の人はのど年齢は80代以上になります。 池袋大谷クリニック 大谷院長
「実年齢よりも老化が進んでいる人は要注意。私の患者で肺炎を発症している方は、5回以下がほとんど」 次のページは ■大谷先生直伝!のどを鍛えるトレーニング

■大谷先生直伝!のどを鍛えるトレーニング

池袋大谷クリニックの大谷院長がおすすめする“のどの筋肉を鍛えるトレーニング”です。1つ目は、『親指とあごの押し合い運動』です。あごの下に両手の親指の腹をあてます。そのまま下を向いて、あごを力いっぱい引きます。親指のほうは、あごを押し戻すように力を入れ、この状態を5秒間キープ。これを1日5〜10回行います。

2つ目は『口角引き上げ運動』です。顔はまっすぐ正面を向き、口をできるだけ横に開きます。「イィ〜」と長く発声をし、10秒間キープ。こちらも1日5〜10回行います。 池袋大谷クリニック 大谷院長
「『のどトレ』によって、のど全体の機能を再び強化することができる。継続することにより、のど年齢を10歳若返らせる効果もある」 発声でも、のどの老化予防になります。
1つ目は、早口言葉です。「バスガス爆発」「赤巻紙 青巻紙 黄巻紙」早口言葉が得意な人は、上級コースで、「新人 シャンソン歌手 総出演の新春シャンソンショー」こういった早口言葉を3〜5回繰り返してください。
「最初のうちは、かんでしまってもOK」ということです。 のどの老化予防、2つ目です。早口言葉が苦手な人は『ぱ・か・た運動』です。『ぱ』『か』『た』それぞれの音を、10回連続して発声する運動です。 のどの老化予防、3つ目です。カラオケで声を出し歌うことで、のど仏が動き、老化予防になります。 次のページは ■“のどの老化” 放置で『大きな病』も

■“のどの老化” 放置で『大きな病』も

“のどの老化”を放置してしまうと、大きな病気になる可能性があります。その1つが、誤嚥性肺炎です。食べ物や唾液が誤って気管に入り込むことが原因で、肺に侵入した細菌が炎症を起こす病気です。特に夜中寝ている間など、気がつかないうちに細菌を含んだ唾液が気道に落ちるケースが多いということです。

肺炎で入院した患者の中で、誤嚥性肺炎だった割合を年代別で見ると、30代・40代はいませんが、50代から増えていきます。80代や90代では、肺炎のほとんどが誤嚥性肺炎です。 池袋大谷クリニック 大谷院長
「60〜70代になると、熱やせきが出ず、なんだかしんどいなと思っているうちに症状が進行。息苦しくて歩けなくなり、最悪の場合亡くなることもある」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年6月7日放送分より)

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