副業サイト装い詐欺の疑い26人逮捕 若い女性中心 被害19億円か

逮捕されたのは、リーダー格とみられる千葉県市川市の鈴木一樹容疑者（48）ら合わせて26人です。

警視庁によりますと、鈴木容疑者らは共謀のうえ、去年7月、副業の求人サイトを装って「チャットで人生相談に乗るだけで報酬がもらえる」などとうたい都内に住む女性からサイトの登録料などの名目で、現金40万円をだまし取ったなどとして詐欺や窃盗の疑いが持たれています。

このグループは
▼偽サイトの「運営役」や
▼相談の依頼者を装ってメッセージのやりとりを行う「打ち子」、
▼振り込ませた現金を引き出す「出し子」にそれぞれ役割分担をしていて、サイトにアクセスした被害者の女性に対し、「打ち子」が「会社で働いている女性の扱い方がわかりません」などと架空の相談を持ちかけたということです。

女性がアドバイスを送ると、「打ち子」は「悩みを解決してもらったのでおよそ50万円のお礼をしたい」と伝えたうえで、女性側に口座番号をやりとりするための有料の専用回線を設置するよううその説明をして、現金を振り込ませたということです。

警視庁などは、20代と30代の女性を中心に少なくとも全国のおよそ8600人から19億円をだまし取ったとみて、グループの実態解明を進めています。