横浜駅の近くで9日夜、女性が刃物で刺されて死亡しました。警察は、3時間ほど経って自首してきた男を緊急逮捕しましたが、男は女性との面識はなかったとみられ、動機は不明です。
■横浜駅近く…“都会の暗い道”
事件が起きたのは、夜の帳が下りて間もない、午後7時40分ごろでした。現場は神奈川県屈指の繁華街、横浜駅の西口エリアです。事件が発覚したのは通行人の110番通報でした。
現場を目撃した人
「飲み終わってぶらぶらするかと、こっち来た時に、あっちに人だかりができていて。見に行ったら人が倒れていて。倒れている時に苦しそうな声はしていて。まさか亡くなっているとは思っていなかった」
殺害されたのは横浜市内に住むフィリピン国籍の女性、礒崎・アリス・ヒマオさん(57)です。礒崎さんは胸などを複数回、刺されていて、搬送先の病院で死亡が確認されました。
■3時間後に自首…緊急逮捕
事件から3時間余り経った午後11時ごろ、横浜駅西口にある交番に、安藤幸生容疑者(33)が自首してきたといいます。警察は安藤容疑者を緊急逮捕。凶器とみられる刃物を押収しました。
安藤幸生容疑者
「人を刺したことに間違いありません」
取り調べに対して容疑を認めているという、安藤容疑者。知人によると、去年の夏は新聞配達員として働いていたといいます。家になかったエアコンを初任給で買いたいと話したり、同居していた母親に夕飯を作ったりもしていたといいます。ただ、今は職についていません。
■知人「酒が入ると何か変わる」
別の知人は、こんな話も聞いていたそうです。
安藤容疑者を知る人
「普段はとても良い子だったと思う。ただ、お酒が入っちゃうと何かが変わるんでしょう、彼の中で。ガタガタというか、何か騒いでいた。(Q.外で)そうです」
安藤容疑者と殺害された礒崎さんには、面識がなかったとみられています。2人の間に何があったのか。警察は、詳しい経緯や動機を調べています。
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