能登半島地震の被災地での活動を報告する市民団体(10日、神戸市)

阪神大震災の教訓を生かし、能登半島地震の被災地支援をしている市民団体らの活動報告会が10日、神戸市であった。地震発生から5カ月超が過ぎるなか、団体のメンバーらは「対話を通じた心のケアと物理的な支援の両面が重要だ」などと指摘し、支援を続ける必要性を訴えた。

能登半島地震での活動を助成する神戸市が主催した。同市を拠点とする6団体が活動内容や復興の課題などを発表。約50人が参加した。

泥に汚れた写真の洗浄や傾聴活動を行うボランティア団体「おたがいさまプロジェクト」の大竹修代表は、現地の災害ボランティアセンターの職員らが疲弊している様子を目にしたという。被災者だけでなく「支援に関わる人のケアも必要だ」と呼びかけた。

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