逮捕されたのは、大阪弁護士会に所属する弁護士で大阪 東大阪市の高田豊暢容疑者(58)です。

先月12日ごろから20日の未明までの間に、東大阪市衣摺の自宅で同居する母親の高田悦子さん(94)に素手やプラスチック製の盆で頭を殴るなどの暴行を加えて死亡させたとして傷害致死の疑いが持たれています。

先月20日の未明、母親はベッドの上で意識不明の状態で見つかり、その後、病院で死亡し、死因は外傷性くも膜下出血などとみられ、全身に骨折やあざなどがあったということで、警察は何者かに暴行を受けた疑いがあるとみて捜査していました。

母親は要介護2の認定を受けていたということで、容疑者は調べに対して容疑を認め「介護サービスを受けてほしいと何度も伝えたが話がかみ合わず、口論になった」などと供述しているということです。

住宅には母親と容疑者、妻、それに子どもが一緒に暮らしていたということで、警察が事件の詳しいいきさつを調べています。

大阪弁護士会 大砂会長「まことに残念」

弁護士が逮捕されたことについて、大阪弁護士会の大砂裕幸会長はホームページ上で「傷害致死罪という逮捕事実が真実であるとすれば、どのような理由や事情があろうとも到底許されるものではなく、まことに残念というほかありません。今後とも弁護士の社会的信用を損なうことのないよう努めてまいります」とコメントしています。

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