来たる東京都知事選挙に、これまでに40人が立候補の意向を示していて、候補者の数が過去最多になる可能性があります。
■小池都知事、出馬表明まだなし 蓮舫氏「批判ではなく提案」
東京都 小池百合子知事(71)「これまで待機児童の数、2016年から比べますと、ほぼゼロ解消ということでございます。96.6%減というところまで参りました」 都知事としての実績を振り返りつつ、知事選への出馬については、この週末も明言しませんでした。 一方、すでに出馬を表明している立憲民主党の蓮舫参議院議員(56)は、2週連続となる街頭演説を行い、冒頭では自虐ネタも…。 蓮舫氏
「改めまして、皆さんこんにちは。蓮舫は批判ばかりと、批判されている蓮舫です」
「批判ばかりしている」と言われていることに対して、こう訴えました。
蓮舫氏「今、建っている新国立競技場の計画は、実はもう一つデザインがあった。ザハさんというデザイナーが作って、屋根が付く予定だった。それが1000億円を超えて、予算を超過して、もっと予算が膨らむ予定になったから、それはおかしい、立ち止まったほうがいい。安倍元総理に何度も言って、夏に安倍総理が見直しを判断しました。これが批判ですか、提案じゃないでしょうか」 小池都知事の公約について、疑問を呈する場面もありました。 蓮舫氏
「私は聞きたい。現職の人が自分は公約を守ったと言うのであれば、ファクトで問わせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか」
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■小池都政の8年間どう評価? 公約「7つのゼロ」蓮舫氏批判■小池都政の8年間どう評価? 公約「7つのゼロ」蓮舫氏批判
8年前、小池都知事は待機児童のゼロや残業ゼロなど7つのゼロを公約に掲げ、当選しました。その公約の達成度について、7日の会見では、次のように話しています。
小池都知事「皆さん、ネガティブキャンペーンなのか、こればかりおっしゃるが。この無電柱化については、センター・コア・エリアはもう100%達成しております」
「それから待機児童(ゼロ)については、言うまでもありません。ほぼ達成をしているということは。だからこそ、018サポートや暮らし方会議での提案につながっている。ペット(殺処分ゼロ)については、皆さんご承知の通り達成しております」 他にも「残業ゼロ」「満員電車ゼロ」について、流れは進んでいると訴え、23区と多摩地区のインフラ格差などをなくす「多摩格差ゼロ」や「介護離職ゼロ」についても、一定の成果があったと述べました。
これに対し、蓮舫氏は…。
蓮舫氏「満員電車なくなりましたか。通勤地獄なくなりましたか。あるいは、介護辞職なくなりましたか。残業なくなりましたか。7つのゼロを検証しようじゃないでしょうか」 9日の街頭演説で蓮舫氏の陣営が配布したものには、20日の告示日当日に政策を発表すると書かれていました。 蓮舫氏
「6月20日と書かせていただいたが、もう少し前に発表できるのであれば頑張ります」 来月7日の都知事選に向け、早くも気勢をあげる蓮舫氏。小池都知事は、いつ出馬を表明するのでしょうか? 小池都知事
「今、定例議会をしっかりと対応していきたい。それに尽きます」 都知事選には他にも、前の安芸高田市長の石丸信二氏や元航空幕僚長の田母神俊雄氏など、現時点で40人が出馬を表明していて過去最多となる見込みです。
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■40人以上が出馬表明…掲示板のスペースが足りなくなる?■40人以上が出馬表明…掲示板のスペースが足りなくなる?
そんななか、ある問題も浮上しています。掲示板は、一番最大の数字で48となっています。ポスターを48枚までしか貼ることができません。
今後、立候補者が増え続けた場合、ポスターを貼る掲示板のスペースが足りなくなる可能性があります。ここまで候補者が増加したことについて、街の人からは次のような声が聞かれました。
60代「人数が多いというのが、本当に東京都を良くするために立候補しているのか、志が分からない」 50代
「いろんな方がいろんな意見を持っていると思いますし。広い意見を主張していただくのは、良いことだと思います」 50代
「良い人が入れば、人数は関係ないと思う。40人の人がどういう人かによってくるとは思う」
(「グッド!モーニング」2024年6月10日放送分より)
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