大手自動車メーカーの「型式指定」をめぐる不正についてです。対象の車は出荷停止の状態が続いていて、長野県内の販売会社にも問い合わせが相次ぎ対応に追われています。
NTPトヨタ信州 鎌田店・上條文久店長:
「注文をいただいてるお客さまに関しては随時ご連絡させていただいて、お詫びとご説明させていただいてる状態です」
中南信の15店舗でトヨタ車を販売している「NTPトヨタ信州」。問題が発覚した6月3日以降、安全性や納期を心配する問い合わせが80件ほどあったということです。
トヨタ自動車など大手メーカー5社が大量生産に必要な「型式指定」の試験で不正をしていた問題。国交省は不正のあった車種について安全性の基準に適合していると確認できるまで出荷停止を指示しています。
トヨタでは「ヤリスクロス」「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」の3車種が対象。NTPトヨタ信州ではこれまでに2091台を販売してきたということです。
すでに納車を終えたユーザーにはお詫びの文書を送りトヨタ自動車の指示のもと「社内での徹底的な検証において法規に定められている性能に問題ないことを確認しているので、このまま乗っていても大丈夫」だと説明しています。
一方、これから納車予定の223台のユーザーに対しては「現在も納期は未定で遅れる可能性がある」などと説明し謝罪しているということです。
NTPトヨタ信州 鎌田店・上條文久店長:
「まずお客さまときちんと向き合いまして、説明お詫びをして信頼回復に努めてまいりたい」
大手自動車メーカーの不正問題。影響はしばらく続きそうです。
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