東京都千代田区が発注した工事の入札に関する情報を漏らした見返りに業者から賄賂を受け取ったとして、あっせん収賄と官製談合防止法違反(入札妨害)の罪に問われた元区議嶋崎秀彦被告(64)は7日、東京地裁の初公判で起訴内容を認めた。

 起訴内容は2020年、区の元行政管理担当部長と共謀して複数工事の入札に関する情報を漏えいしたほか、落札業者側から謝礼として現金約5万円や10万円分の商品券を受け取ったなどとされる。

 嶋崎被告は03年に初当選し、区議会議長も務めた。6期目だった今年1月24日に逮捕され、議員辞職した。

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