気象庁によりますと、5日午後2時52分ごろ、太平洋の海底にある地震観測システムで陸上に置かれた装置に不具合が生じ、正確な時刻を反映できなくなりました。
時刻の正確性が担保できないことから、気象庁はこの装置を用いた緊急地震速報の活用を止めました。
今後、周辺で発生する地震について、緊急地震速報の発表に最大で13秒程度の遅れが出る可能性があるということです。
このシステムは南海トラフ地震への対策も念頭に設置されていますが、津波警報などの他の情報の発表には影響はないとしています。
復旧のめどは立っていません。
このシステムでは2022年以降、ケーブルが切れるなどの不具合が続いていて、今年3月に運用を再開したばかりでした。
画像:NECネッツエスアイ
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