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 大阪・関西万博に子どもを無料で招待するという事業に対し、教師たちから中止を訴える声が上がっています。

■大阪・交野市 “万博ポスター”撤去へ

大阪府交野市 山本景市長のブログから
「あまりにも、非民主的で強権的なやり方への抗議として掲示物等を撤去するよう(協力しないよう)指示しました」  4日、万博に関するポスターやポップを市内の公共施設から撤去することを明らかにしたのは、大阪府交野市の山本景市長です。大阪府は、府内に住む4歳から高校生までの子どもたちを万博に無料で招待する事業を進めています。  府が学校に対して行った調査では、全体の7割を超えるおよそ1390校が「希望する」と回答し、「未定・検討中」としたのは2割だったということですが、この調査のやり方に山本市長が抗議したのです。 山本市長
「意向調査のやり方に“参加しない”というのがなく改正を求めたが、協力できないと思いましたので、今回(掲示物など)撤去したところです」

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■大阪教職員組合 “子ども招待”中止訴え

■大阪教職員組合 “子ども招待”中止訴え

 さらに5日、この無料招待事業に異を唱え、中止を求めたのが大阪教職員組合です。

大阪教職員組合 米山幸治書記長
子どもの安全が保障されない、学校単位での子どもの招待事業、これの中止を求めると」  中止を求める理由の一つに挙がったのは、今年3月、会場予定地内で起きたガス爆発事故です。施設内のおよそ100平方メートルが損傷しました。

 組合は知事と教育長に情報提供の申し入れを行い、先月、教育庁から文書で回答を受けましたが…。

米山書記長
「爆発事故について『万博のホームページを見てください』だけ。爆発事故がもう起こらないとか、安全である。こういうようなことを言わない万博の会場に子どもたちを連れていく。そんなわけにはいかないなと。子どもの命安全が第一。その責任をきちんと果たしてほしい」  さらに会場へのアクセス方法や、昼食を食べる場所の有無などあいまいな点が多く、学校現場の不安が解消されていないといいます。

 こうしたなか、5日に愛知県などを訪問した大阪府の吉村洋文知事はこう話しました。

吉村知事
「あと1年弱、一生懸命。課題も指摘されている中で、一生懸命準備をして、素晴らしい万博を来年の今ごろに開催したい」

(「グッド!モーニング」2024年6月6日放送分より)

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