4〜5月に関東近隣の山間部で相次いだ強盗事件を捜査している福島、栃木、群馬、長野4県警の合同捜査班は5日、強盗被害者名義のキャッシュカードで現金を引き出したとして、いずれもベトナム国籍の自称、内装工のホアン・フー・ホア容疑者(25)と、無職のマイ・バン・シー容疑者(23)を窃盗の疑いで再逮捕した。

2人は容疑を否認しているという。

再逮捕容疑は、共謀して4月30日午前2時半ごろ、群馬県伊勢崎市のコンビニエンスストアのATMで2回にわたり現金計40万円を引き出し盗んだ疑い。同日、栃木県日光市の男性(75)宅で起きた強盗事件で奪われたカードが使われた。

強盗事件は5月6日に長野県松本市で、同8日に群馬県安中市、同14日に福島県南会津町で発生。住民が縛られるなどして現金を奪われた。捜査班は2人が関与したとみて調べている。

捜査班は同15日、男性名義のカードで現金を引き出そうとしたとして、窃盗未遂容疑でホア容疑者と、入管難民法違反(不法残留)容疑でシー容疑者を逮捕していた。〔共同〕

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