4日に、アメリカの航空会社の貨物機が、ロサンゼルスに向けて成田空港を離陸した直後に「エンジンから火が出たように見えた」として、緊急事態を宣言し、空港に引き返しました。

乗員4人にけがはありませんでしたが、国土交通省が機体を点検した結果、右側のエンジンに、内部部品の破損や、外装の穴があるのが見つかったということです。

国土交通省は「エンジンの内部部品が外装を貫通したものとみられる」として、今回のトラブルを事故につながりかねない「重大インシデント」に認定しました。

また、国の運輸安全委員会は5日午後、調査官4人を成田空港に派遣し、トラブルの原因究明に向けた調査を始めました。

調査を担当する堀田義人航空事故調査官は「乗員など関係者から話を聞くとともに、エンジンや機体自体の調査も行うことにしている」と話していました。

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