石巻専修大学などは、クジラ肉の利用しない部分を使った「せんべい」を開発し、6月4日、商品の発表会が行われました。

発表会でお披露目されたクジラ肉の粉末を使った「せんべい」。石巻専修大学と石巻市の水産加工会社「木の屋石巻水産」、それに山形県の「酒田米菓」などが共同で開発しました。

石巻専修大学は、石巻市に新たな特産品を生み出そうと、おととしからクジラを使った商品の開発を進めていました。商品化されたのは「酒田米菓」のせんべいに、木の屋石巻水産の「鯨大和煮」を粉末にしてまぶしたもので、原料となるクジラ肉は、これまでは大和煮を作る過程で廃棄する部分を活用しています。

木の屋石巻水産 木村優哉社長
「クジラの缶詰をつくるときに、缶詰に入らないところというのが発生してしまうので、すごくいい活用方法かなと思っております」

酒田米菓 佐藤栄人副社長
「重要な文化をつないでいく。地域の課題を解決していき、今までクジラ鯨食を知らない方でも親しみのあるようなせんべいになっていけばいいなと思っています」

このせんべいは、6月7日以降「いしのまき元気いちば」や、木の屋石巻水産の直売所などで販売される予定です。

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