山口県警周南署は4日、コンサート等の入場チケットの販売を委託していた取引先から現金約30万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで周南市文化振興財団の元職員山本孝泰容疑者(56)=同市=を逮捕した。県警によると、容疑を否認している。
財団は昨年7月、山本容疑者と60代の嘱託職員の男が財団の資金計約1億4千万円を横領した疑いがあると発表し、刑事告訴していた。山本容疑者は昨年5月13日に休職処分、同8月12日に懲戒免職処分となっていた。
逮捕容疑は、休職処分中だった昨年5月、チケットの販売委託先2カ所から現金約30万円を詐取した疑い。山本容疑者は財団職員として集金業務を担当していた。
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