北海道は3日、ヒグマの保護・管理に関する検討会を開き、雌の捕獲目標を来年度から全道で年520頭とする方針を示した。現行は約460頭の捕獲上限を設けているが、相次ぐ出没や人的被害を踏まえ、生息数の増加を止める狙い。雨竜町では同日、道庁職員が襲われたばかり。
道庁は現在、絶滅の恐れが高まるのを防ぐため、子グマを産む雌については道内を六つのエリアに分けた上で、地域ごとに捕獲上限の目安を設けている。
例えば道南部の渡島半島は上限100頭だが、繁殖力が予想以上に強く、増加させないためには120頭を捕獲する必要があると判断した。
道庁の担当者は会合で「対策を強化したい」と強調した。
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