北海道・知床の沖合で、観光船の近くを泳ぐシャチの群れ=3日午前

 世界自然遺産の北海道・知床沖を、シャチの群れが悠々と泳ぎ、観光船の乗客を魅了している。3日午前は知床半島東側の羅臼港を出た後、約10キロ沖合で5~6頭の二つの群れに遭遇。知床連山を背景に、時折潮を吹きながら泳ぐ姿に、乗客は「すごい」「大きい」と歓声を上げ、思い思いにシャッターを切った。  家族4人で訪れた東京都世田谷区の医師沼田まどかさん(39)は「3歳の息子に見せたかった。こんなに近くで見られて、来たかいがあった」と高揚した様子で話した。  運航会社の知床ネイチャークルーズによると、例年5月上旬~7月中旬は見られるチャンスが多く、今年はこれまで特に確率が高いという。


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