ウェストン碑に献花する松本市立安曇小の大城胡桃さん(左)ら=2日午前、長野県松本市の上高地
山岳景勝地として知られる長野県松本市の上高地で2日、夏山のシーズン到来を告げる「ウェストン祭」が開かれた。土砂降りの中、市立安曇小の児童らが合唱を披露し、雨でかすんだ新緑の山々に澄んだ歌声を響かせた。 日本山岳会の主催で、明治時代に日本アルプスを訪れ、その魅力を世界に紹介した英国人宣教師ウォルター・ウェストンの功績をしのぶ催しは今回が78回目となった。登山愛好家ら約200人が集まり、ウェストン碑に献花し、上高地にちなんだ詩も朗読された。 記念講演では、登山家の今井通子さん(82)がスイスとイタリア国境のマッターホルンなどの登頂経験を紹介し「楽しく登ることが大事だ」と呼びかけた。
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