警察によりますと、30日午後、北九州市小倉南区長行東の河原の草むらに拳銃のようなものが入った箱が置かれているのを散歩中の人が見つけ、警察に通報しました。
警察が爆発物処理班を出動させたうえで30日の夜から31日にかけて捜索を行った結果、現場にあった入れ物から、複数のロケットランチャーとみられるもののほか、拳銃とみられるもの数丁、手りゅう弾のようなもの数個が見つかり、拳銃の実弾とみられるものもあったということです。
警察は見つかったものが本物かどうか鑑定を進めるとともに、何者かが現場に投棄したとみて捜査しています。
現場は北九州モノレールの徳力嵐山口駅から南におよそ700メートルの紫川の河原で、30日の夜から31日の捜索の際には現場から半径100メートルの住民に外出の自粛などを呼びかけたということです。
警察によりますと北九州市では、12年前の2012年にも戸畑区の倉庫からロケットランチャーを含む大量の武器が見つかる事件がありました。
近くに住む女性は「きのう午後7時ごろに危険物が見つかったので窓を閉めて外出をしないよう周知があった。その後、午後10時くらいになって危険性がないことがわかったので警戒を解除すると周知があった。きょう、ほかにも危険物があるかもしれないからと警察官が草を刈って捜索を行っていた」と話していました。
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