富山湾周辺の海洋環境調査に使われる長崎大の「長崎丸」=31日午後、富山県射水市
富山大、九州大、長崎大の研究チームは31日、能登半島地震で海底地すべりが発生した富山湾周辺の海洋環境調査を開始した。長崎大の練習船「長崎丸」を使い、地震と津波による海底地形や水質、生態系の変化などを3日間にわたって調べる。 海洋物理や環境評価、地球化学などの専門家と学生ら計約60人が参加。3月に海底に設置した土砂の流れを調べる機器の回収を行うほか、湾周辺の海水やプランクトンを採取し、海底地すべりが海洋環境や生態系に及ぼした影響を分析する。 参加している九州大の千手智晴准教授(海洋物理学)は「今回は水の流れなど、地震後に海底がどういった環境になっているのか詳しく調べたい」と話した。
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