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教師ら3人に異例の実刑判決です。那須町で高校生ら8人が雪崩に巻き込まれ死亡した事件、遺族が30日会見を開きました。

■禁錮2年 教師らに“異例”の実刑判決

裁判所の判断は「人災」でした。

息子の優甫さんを亡くす 毛塚辰幸さん
「きょう(30日)出された量刑は、3被告が事故と向き合って自分たちの非を自覚し、反省するためのものだと思う」 2017年、栃木県那須町で起きた雪崩事故。
部活動で登山講習を受けていた、県立大田原高校山岳部の生徒ら8人の命が奪われました。 山岳部顧問(当時) 猪瀬修一被告
「そのときには、絶対安全であると判断をして歩行訓練に入ったんですけども、こういう事態に陥ってしまったことを本当に反省しなければいけないと、本当に思っています」 業務上過失致死傷の罪に問われたのは、登山講習会の会長で、大会本部で指揮をとった
猪瀬修一被告ら3人です。 裁判所は、30日教師らに禁錮2年の実刑判決を言い渡しました。 なぜ「実刑」の判断となったのでしょうか? 裁判長
「相当に重い不注意による『人災』だった」 裁判長は判断の理由として「人災」という重い言葉を使いました。
「急な積雪が30cmあるなど、外形的にも雪崩の危険性があり、雪崩の危険性を予測することは十分可能だった」と結論付けたのです。
そのうえで「8人の命が奪われたという結果は重大であり、講習責任者として3人の責任は軽視できない」としました。

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■遺族「この事故さえなければ…」

■遺族「この事故さえなければ…」

裁判の行方を見守った遺族らが30日会見を開きました。

息子の優甫さんを亡くす 毛塚辰幸さん
「8名はこの事故さえなければ、これから何十年という豊かな人生が続いていたはずです。8名を死亡させた事故には、自分たちには非があったと認めるべきだと思います。8名の命を奪ったことを自覚して心から反省してほしいです」
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